グランドマスター篠崎　自己紹介

初めまして、CSAグランドマスターの篠崎元と申します。

ニックネームは「ゲンさん」、40代男性です。CSAではメンバーをファーストネームで呼ぶ習慣なので、受講生も含めてこう呼ばれています。ブログへの投稿は初めてですが、皆様これからよろしくお願いします！

コミュニケーションスキル協会（CSA）にはその立ち上げの頃から参加させていただいて、今春グランドマスターの資格を取得、現在は1～3級のクラスを担当しています。

これまでの受講生の方々の上達ぶりには私自身も目を見張る思いです。言葉を磨くことで、人の立ち居、振る舞いまで変わっていく。もしかしたら受講生ご本人は自覚していないかもしれませんが、端から見れば短期間のうちに変化を遂げていく様子が手に取るようにわかります。よくこの種の講座では「本人のやる気次第」とか「効果は未知数」なんて言われますが、CSAは確実に変わります！なぜならコミュニケーション学という学術的な裏付けがあるんからなんです。

そう言う私の本業は大学のドイツ語講師、いわゆる研究者です。専門はドイツ文学で、教壇に立ってかれこれ20年近く経とうとしています。ドイツ文学とコミュニケーション学、意外な組み合わせに思われるかもしれませんが、分野こそ違え、ともに言葉と人の心を扱う領域という意味では共通しています。歴史を通じて人間は言葉とどのように関わり、それを作品の中に残してきたのか…そんなことを研究してきました。

しかし同時にここ10年ほど、「これまで学んだことを別の形で社会に還元したい」という思いを強く持つようになりました。おそらく私に子供が生まれたことが、心境の変化の大きな理由かと思います。そうした中職場の元同僚でもあるアンディさんが、大学の枠を出て、新たにCSAを設立すると聞き、私もそのプロジェクトに参加することを決めました。

日頃学生たちを教えていて、強く思うことがあります。それは物事を理解する能力と、言葉で発信する力は別物であるということです。情報のインプットは得意でも、アウトプットは苦手に感じる方も少なくないと思います。そして人前でうまく話せないことを、自分の「才能」のせいにして、諦めかけている方もいるでしょう。でも違うんです！それはただこれまで適切な訓練を受けていないだけで、学べば誰でもできるようになります。CSAの名称に含まれる「スキル」とはそのことを意味しています。

このブログをご覧の方は、おそらく心のどこかで「変わりたい」と思っているのではないでしょうか。ファッションや髪型、車や腕時計、旅行や習い事にそのきっかけを求めることもあるでしょう。しかし私は考えてしまいます。なぜ言葉を磨こうとはしないのだろうかと。これだけ身近にあって毎日使うものが劇的に変化すれば、人生すら変わっても何の不思議もありません。そして一度身についた言葉は、物とは違い、決して朽ち果てることのない一生の財産となります。

私はCSAの講座を通じて、皆さんが変わるお手伝いをしたいと考えています。世界を変えるのは容易ではありませんが、自分を変えるのはそれほど難しくはありません。そしてそこから見える景色は、きっとこれまでとは全く違ったものになるでしょう。

少し堅苦しい話になりましたが、いつもはもっとくだけた雰囲気で講座を行っています。今回は初回ということで、私の考えをお伝えさせていただきました。それでは、またこのブログでお目にかかります。

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