あなたの見えない世界と見える世界
こんにちは、篠崎です。
今日は立春、暦の上ではもう春ということになります。そう言わずとも今年は暖冬でいつも
の冬らしくありませんね。そして昨日は節分でしたが、皆さん「鬼は~外、福は~内!」は
しましたか?我が家では毎年私が鬼役なので、たくさん豆を食らいました。特に息子が面白
がってたような。「お父さんは鬼じゃない!」と泣いてくれた4歳の頃の息子は今どこにい
るのでしょうか…
さて家の中の邪気を払い、外の福を招き入れると言われるこの風習ですが、今は外の世界の
方が何やら騒がしいようです。新型コロナウイルスによる肺炎がここ数週間の内にあっとい
う間に世界に広がりつつあり、各地で憂慮すべき事態を引き起こしています。ウイルス自体
が未知の存在で、今のところワクチンが存在しないことに対する恐怖もありますが、誰が感
染者か分からないという点もその引き金になっているようです。このことがヨーロッパでは
アジア人に対する蔑視や差別的な行為につながっているとも聞きます。もはや感染者はアジ
ア系の人だけとは限らないのにです。目に見えないからこそ余計に恐怖心が煽られるとも言
えるでしょう。
さてコミュニケーションにおいても外から見えない部分と見える部分があります。私たち日
本人はどうでしょうか。阿吽の呼吸、行間や場の空気を読む、忖度など、見えなくてもそれ
となく察してくれる人間関係を元来好む傾向があるように思えます。それをできる人は受け
入れ、できない人は空気が読めない存在として遠ざける。はっきりとは言わないくせに、相
手にはそれを理解してくれることを求めるこの矛盾した欲求は、外国人にはさぞ理解不能だ
ろうと想像に難くありません。
しかし私はこの日本人の美意識を全面的に否定するつもりはありません。そこから生まれた
数々の文化やその産物には目を見張るものがあります。ただ私たちは日常生活の中であまり
にも多くのものを見えない世界に押し込めてはいないでしょうか。人は分からないからこそ
戸惑い、不安にかられ、誤解し、時に恐怖すら抱きます。もし自分の考えを相手が理解しや
すい形で、的確に表現できれば、そうした感情を無駄に引き起こすリスクを減らせるのでは
ないかと思います。
そしてそれを可能にする手段が言葉なのです。多くの人はまだそのことに気づいていませ
ん。コミュニケーションスキルは表情や姿勢、場数をこなすだけでは身につかないのです。
CSAが言葉と論理、そして対面講座でのトレーニングにこだわる理由はそこにあります。
一度身につけたスキルは一生ものです。誰からも盗まれることはありません。
代わりに皆さんの人生にたくさんの福を招き入れてはいかがですか?
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